
リフォーム編を読んで、徹底的に広く見える施工をお願いしたよ!
次はカーテンやダイニングテーブルを買いたいんだけど……。

よしよし、着実に進んでいるな。
インテリアでも、広く見せる工夫はたくさんあるぞ。
一挙にお伝えしよう!

レッツゴー!
広く見せる基本の5カ条
リフォーム編と重複しますが、念のために再度お話しておきます。
我々の購入した中古住宅は、いわゆる「狭小住宅」の部類に入る家です。
しかし、開放感のあるリビングに憧れていたので、
とにかく「広く見せる方法」を追求しました。
その際に学んだ、基本的な考え方をお伝えしますね。

それでは、家具編からスタートだ!
家具編
新居に引っ越す! となると、今ある家具を見直したり、新調したりしたくなりますよね。
まずは家具についての「広見せTIPS」をご紹介しましょう。
家具はオーダーする
リフォーム編でもお話しましたが、当然ながら家具をピッタリサイズにするほど部屋を無駄なく使え、結果広く見せることができます。
理想は、地震の心配なども不要になる「作り付け」ですが、これはなかなかお高い!
それでは、オーダー家具を作ってもらうのはいかがでしょうか。
こちらは、お高いものからリーズナブルなものまでさまざまです。
詳細は家具の記事に譲るとして、以下にいくつか我々が検討した、手軽にオーダーできる家具をご紹介しますね。
ちなみに、最終的に我々は、ハンドメイドサイトの方にオーダー家具を作っていただきました。
好みのデザイン&良心的な作家さんが見つかれば、細かい要望にもお応えいただけて、お財布にも優しい方法です。
高さはなるべく腰高まで
基本の5カ条でも、「目線の高い位置にモノや家具を配置しない」と書きました。
高い位置にモノがあると、とにかく圧迫感が出てしまいます。
収納家具の高さは、なるべく腰高ぐらいまでにして、高い位置の目線が抜けるようにしておくことで、部屋が狭く見えることを防げます。
ダイニングテーブルを低くする
突然ですがみなさん、日本の一般的なダイニングテーブルの高さ、どのくらいかご存じですか?
我々は全く知りませんでした。
答えは、70~73㎝くらい。
しかし、このダイニングテーブルを、たとえば高さ65~68㎝程度に低くすると、圧迫感が減ります。結果部屋が広く見えます。
最近は、このような「低めのダイニングテーブル」の人気が徐々に高まっているようです。
低めのダイニングテーブルのいいところは、こんな感じです。
・部屋が広く見える
・ソファーダイニングにも向いているので、ダイニングセットとソファーを別々に置かなくて済む
・椅子も低めになり、子どもや小柄な人でも足がブラブラせず、床につきやすい
→リラックス感アップ
・食事や読書、パソコンなどの作業時にテーブルが高すぎないので、肩があがらない
→やはりリラックス感アップ
たとえば、ニトリで人気のロータイプダイニングシリーズは、高さが65㎝です。
ちなみに、部屋への圧迫感が少なく、かつ座っていても快適なダイニングテーブルとイスの高さというのは、人によって感じ方にかなり差があり本当に奥が深い問題です。
奥が深すぎて我々は2カ月以上悩みました。
本項と直接関係はないですが、当時かなり参考になった記事をご紹介しておきます。
ダイニングテーブルをカウンターにする
部屋の壁にダイニングテーブルを寄せてしまえば、部屋の床がたくさん見えて開放感のある空間ができます。
検討していた中で、カッコいいな、と思っていた変形ダイニングテーブルを参考までにご紹介しますね。
テレビは壁掛けか壁寄せスタンド
リビングに置かれるもののなかでも、テレビの黒い画面はなかなか存在感と生活感がありますよね。
スッキリした部屋にしたいなら、言うまでもなく「壁掛け」が一番でしょうけれど、間取り等々の理由で、案外できないリビングもあります。
我が家も、壁掛けテレビを置くのはやや難しい間取りだったので、テレビは壁寄せスタンドにしました。
壁寄せスタンドというのは、壁際に寄せて使うテレビスタンドのこと。
おしゃれなものを探して、我々は以下のブランドを検討しました。

ちなみに、我々がおしゃれなリビングの施工事例などを見ていると、「テレビを隠せるようにしている部屋」もちょくちょく見かけました。
・壁一面の壁面収納の中に、テレビ置き場を作って扉で隠せるようにする
・間仕切りドアをテレビの前につけて、見ないときはドアを閉められるようにする
・リフォームでニッチを作って、その中にテレビをしまう
などなど。扉を作ってしまうぶん物理的に部屋が狭くなる可能性はありますが、生活感を消してスッキリ見せたい! ということを重要視するのであれば、選択肢のひとつになるかと思います。
背の高い家具は手前に置く
目線の手前に背の高い家具を、奥行方向には背の低い家具を置くと圧迫感が減り、視覚効果でより広く見えます。
ただ、前述のように、なるべく背の高い家具そのものをチョイスしないことも重要です。

お次はカーテン、ブラインド編だ。
窓まわりは、ちょっと出費が痛くても、オーダーがオススメ。
部屋を広く見せるTIPSが詰まっているからね!

貯金箱を割るか……。
カーテン・ブラインド編
カーテンやブラインドも、かなり奥が深いです。
リフォームでバタバタしていると後回しになりがちなポイントですが、日差しよけや防犯の観点からも、引っ越したその日から必要になる可能性大なので、早めに検討してしまいましょう。
カーテンも明るい色を!
リフォーム編でもお話しましたが、
とにかく広く見せるには明るい色を選ぶ!
日本の壁紙は黄身のかかった白が多いので、選ぶ時間がなくてとにかく決めてしまいたいなら「ベージュ系」を選ぶと無難です。
ただ、我々がカーテンショールーム巡りなどをしていたとき、ベージュについて感じたのは、「きちんと生地選びをしないと、安っぽく見えそう」ということ。
ここだけは注意してください。
天井から床までつるす!
開口部の大きな掃き出し窓(ベランダの窓など)については、なるべく天井(近く)から床のスレスレまでカーテンをつるすのがオススメ。
オーダーカーテンはお金がかかりますが、ここはお金のかけどころ。
長ーい縦のラインが、天井を高く見せます。
リフォーム時に可能なら、天井に埋め込みできるカーテンレール(TOSOシエロラインなど)や、高い位置から吊るせるカーテンレール(TOSOネクスティの一部の製品など)を使うのもオススメです。


カーテンレールを窓枠天付けにする
それでは、普通の窓で使えるアイディアを。
狭い部屋は往々にして、そう広くない壁際にソファや収納家具などを寄せて使うことになりがち。
すると、もし窓枠の外側にカーテンを付けると、家具と干渉してカーテンがもたつきます。
結果、部屋をスッキリ見せられなくなりますし、生活上もストレスになります。
そこで、カーテンを窓枠の中(窓枠の天井)につけると、窓回りがすっきりします。
オススメはツラがフラットな形のカーテンレール(TOSOエリートなど)を、窓枠の部屋側すれすれにつけて、ノイズレスにすること。
そもそも、カーテンレールを窓側に近づけすぎると、窓にカーテンが当たってしまい、汚れてしまったり、結露でビシャビシャになってしまったりするリスクもあります。
また、ブラインドやロールスクリーン、シェードなどは多くの場合窓枠天井付けなので、これらを利用するのもいいでしょう。
ただ、窓枠内天井付けは、どうしても少し光漏れが起こるので、少しでも光漏れがあると困る窓の場合は使えないテクニックです。
カーテンレールは壁紙になじませる
カーテンレールも無数に種類があり、いろんな色が選べます。
広い部屋なら、装飾カーテンレールでおしゃれに演出するのもステキかと思いますが、広く見せたいなら、「壁紙となるべく近い色」を選ぶことをオススメします。
カーテンホルダー&カーテンストッパーをつかう
カーテンホルダーとは、カーテンタッセルの代わりになるもので、カーテンを束ねてひょいと掛けられるフックのようなものです。
これを使うと、窓の開口面積がより大きくなって、部屋の開放感がとても増します。
また、カーテンストッパーというマニアックなグッズもオススメ。
我々も新居に導入したのですが、出費は少しだったのにとても便利です。
これは、カーテンを開けた時に、程よい場所で止まるようにして、もとに戻らないようにしてくれるもの。
タッセルにかけなくてもカーテンがあいたまま留まっていてくれるため、もはやタッセルをほとんど使わなくなりました。
TOSOのネクスティというレール用のストッパーを参考にリンクしておきますが、エリート用はちょっと仕様が異なっているので、購入したレールにあうものをきちんと選ぶ必要があります。
カーテン+間接照明の合わせ技
カーテンまわりを照明でカッコよく演出するのも、部屋を広く見せるオススメの方法です。
カーテンの上からコーニス照明をつくる、カーテンに向けてスポットライトを当ててヒダを目立たせ、奥行を出すなど、いろいろな方法があります。
中でもオススメは、掃き出し窓のカーテンレールの上にコーブ照明を作ること。
天井と壁の隙間の暗い部分を照らすことになるので、天井が高く見えます。
LEDのテープライトをカーテンレールの上に這わせて、DIYしている例もときどき紹介されています。
バーティカルブラインドを使う
バーティカルブラインドというのは、羽が縦方向のブラインドのこと。
縦のラインを強調するので、天井が高く見えて、部屋が広く見えます。


……ふむふむ。

最後に、インテリアのちょっとした工夫も紹介しておこう!
その他
いろいろとご紹介してきましたが、取り入れられそうなTIPSはありましたでしょうか?
最後に、ちょっとした工夫や便利グッズもご紹介しますね。
鏡をおく
もう、読んで字のごとくです。鏡を置くと部屋に広がりがでます。

ただし、広くは見えるのですが、使い方によっては自宅というより、ダンススタジオみたいに見えてしまうかも……?
そういう場合は、リフォームの時にミラー素材の間仕切りドアなどを取り入れてみるのもいいかもしれません。
以下のリンクは、以前も紹介した、YKKの間仕切りドアファミットです。
ミラーチェーンというデザインは、完全な鏡ではないのですが、ソフトにうつりこんで奥行感が演出されます。
我々も以前YKKのショールームで見ましたが、カッコよかったです。

よし、これでぼくの狭小犬小屋もひろびろだ!

まだ読んでいない人は、リフォーム編も読んでみてね。