施主支給ってなに?

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いぬがみのオタスケ
いぬがみのオタスケ

セシュシキュウ……?? 聞きなれない言葉だなあ。
ぼくはこの前買ったドッグハウスを素敵にリフォームして、

一刻も早く入居したいんだ!!

おののリフォ子
おののリフォ子

まあまあ、そう焦るでないぞ。
新築やリフォームのとき、「施主支給」を利用すれば、

こだわり抜いた理想の家が作りやすくなるんだ。

我々が施主支給を選んだワケ

詳しくは後述しますが、新築やリフォームのとき、
建て主が好きな壁紙やフローリングを自分で購入し、
工務店さんなどに施工をしていただくことを、「施主支給」といいます。

我々は中古住宅を購入し、
まずはリフォームしてくださる会社さんを探すことにしました。
並行して、理想の自宅のイメージを描き、
使いたい材料のピックアップも始めました。

そこで、ある業者さんにアプローチし、
「○○社のフローリング材を使いたい」とお願いしたのです。
すると、
「正直、そのフローリング材を使ってもうちには利益がない」
という答えが返ってきました。

完全な素人だった我々は、以下のように考えていました。
「材料費」+「施工費」=リフォーム代金

しかし、日本の新築やリフォームの現場では、
以下のように材料費に、さらに手数料がかかることが多いのです。
「材料費+工務店の手数料+「施工費」=リフォーム代金

つまり、工務店さんなどの業者さんは、付き合いのあるメーカーさん以外からフローリング材などの材料を取り寄せると、手数料をのせることができなくなります。
また、使ったことのない材料で施工する場合、大工さんの腕や手間も必要になります。
そういうわけで、いろいろなメーカーからの施主支給を受け入れてくださる工務店さん、リフォーム業者さんは少ないのです。

それでも、好きな仕様をあきらめたくない!
手数料でなく、よい材料を買うことにお金をかけたい!!

そんな気持ちで、
「本当に好きな材料を購入(施主支給)」+「ていねいな施工」
を快諾してくださる業者さんを探す旅が始まったのです。

施主支給とは

家を建てたり、リフォームしたりするとき、
建てる人&リフォームする人は「施主」と呼ばれます。
工務店やリフォーム会社からはかしこまって「お施主様」と呼んでいただくこともあります。

家を建てる&リフォームする我々「施主」が自ら好きな材料(フローリングの板など)を購入して「支給」し、施工のみを工務店やリフォーム会社にお願いすることを「施主支給」といいます。

じつは我々、中古住宅を購入してリフォームを始めるとき、
世界にあるすべてのフローリング、壁紙、ドア、カーテンなどから好きなものをチョイスして、
理想の家を作れるものとばかり思っていました。

しかし、リフォーム会社探しをするうちに、日本の住宅づくりは、
リフォーム会社などとお付き合いのあるメーカーの材料しか使えないことを知りました。
見積もりも「材料と施工費」がいっしょくたになっており、
材料費がいくらで、手数料がいくらで、施工費がいくらなのか、
よくわからないような書式が多いです。

だからこそ、施主自ら材料を調達する「施主支給」は現状はマイナーです。
インターネットで材料などの値段がすぐにわかってしまう時代なので、今後はより一般的になっていくかもしれませんけれど。

前置きが長くなりましたが、もしあなたがこだわりの家づくりをしたいなら、
施主支給OKで、施工の腕もいい良質な業者さんに出会うことができれば、
材料選びも含めて、細部までこだわり抜いたマイホームを手にすることができます。
さらに、業者さんに材料を発注していただく手数料がかからないため、
コストを抑えることができる場合もあります。

ただし、施主支給は荷受け日の指定や細かい部品の発注まで自ら行うことになるため、
緻密なスケジュール管理や発注漏れの確認などが必要になってくることは注意が必要です。

施主支給の特徴
◎絶対に使いたい材料を使える(気に入ったフローリング材、輸入壁紙など)
◎材料に手数料がのらないので、コストを抑えることができる
△必要な部品の発注漏れや部材の到着遅れを防ぐための、細かい確認は必須

一般的な新築やリフォームの特徴
◎納期や必要部品など、工程の管理をすべてプロに任せられる
△選べる材料に制約があり、細かいこだわりは反映しにくい
△材料の管理をしてもらうぶん、コストがかかる

それでは、これから我々がどんな家づくりをしたか、
どういうところで躓いたかなど、赤裸々に語っていきたいと思います!!

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