
さっそくリフォーム会社との打ち合わせを始めたよ!
でも、会社Aは壁紙が安いけど、会社Bはフローリングが安いし、
どこと契約したらいいのかわからないよ……

リノベーションの山場に到達したね。
会社選びは、リフォームの満足度を決める最重要ポイントのひとつだ。よーく吟味しよう!
最初に結論:打ち合わせ→希望を確定→契約
さて、リフォーム会社との打ち合わせが始まり、
あなたのリノベプロジェクトがいよいよ本格的に動き出します。
ここは、楽しくもあり、忙しくもあり、
ちょっと決断疲れもするなかなかスパイシーなフェーズです。
とくに難航するのが見積もりの比較。
ここでは、見積もりの「金額比較」の方法をお知らせします。
今回も3ステップでいってみましょう。
①打ち合わせをする
②リフォーム内容を確定する
③同内容で見積もりを比較し、契約する

大変だけど、面白みのつまった過程でもある。
ファイト!
打ち合わせをしよう
多くの場合、リフォーム会社とコンタクトをとると、初回打ち合わせを設定することになります。
①先方企業に出向くパターン
②リフォームする家に来てもらうパターン
のどちらかが多いですが、圧倒的に②をオススメします。
リフォーム会社の担当の方が直接見に来てくれるので、
もらえる見積もりが正確になるからです。
また、自分の漠然としたイメージややりたいことを伝えるだけで、
その家にふさわしいアドバイスをもらえることもあります。
中には、希望内容と写真だけで仮見積もりをくれる会社もありますが、
最終的には現地を見ないと正式な見積もりにならず、結果的には二度手間になってしまうので、
最初から来てもらったほうが話が早いと思います。
とても時間がかかります
さて、この「見積もりをもらう」という作業ですが、
かなり時間がかかることを覚悟しておきましょう。
というのも、我々がお話した会社さんの例をあげると、
最初の打ち合わせを設定するのに1週間前後、
そこから最初の見積もりをもらうのに長い場合は3週間ほどかかりました。
遠慮は禁物!
打ち合わせは、気負わず参加しましょう。
事前に希望(フローリングを張り替えたい、など)を伝えていれば、あとは担当の方が質問してくれるパターンが多いです。
もし、漠然とした希望だけがあるなら、それを伝えると、アドバイスをもらえることも多いです。
たとえば、こんな感じです。
収納が足りない → パントリースペースを作りましょう! 本棚を造作しましょう!
壁にぐちゃぐちゃに配置されたリモコン類が見苦しい → リモコンニッチを作りましょう!
部屋を広く見せたい → 折り上げ天井にしましょう! 明るい色のフローリングにしましょう!
輸入壁紙を目立たせたい → 壁際にダウンライトを配灯しましょう!
打ち合わせのときは、どんなに漠然としていても、遠慮せずどんどん希望を伝えましょう。
自分では思いつかないアイディアをもらえるかもしれません。

とってもおしゃれなドッグハウスができそう……!
本ブログ「リフォームバイブル」も、
今後の記事でさまざまなニーズを満たすアイディアを紹介していこうと思います。
リフォーム内容を確定しよう

がんばって3社ときっちり打ち合わせしたよ!
あれ? でも各社の見積もりの項目が全然違うぞ!!

それは、打ち合わせ中にいろんなアイディアが出てきちゃうから。
どれが必須で、どれが不要か。
最終決定しよう!
我々は、リフォーム会社をしぼって連絡し、張り切って数社と打ち合わせをしました。
そして、見積もりが出そろった段階で、はたと気が付きました。
「それぞれ項目が違う……どうやって比較すればいいんだ?」
「そもそもこの価格、高いの? 安いの?」
はい、「数社の見積もりを比較しましょう!」なんて簡単に言われますが、
そう簡単に比較できないんです!!
理由は2つ。
①各会社との打ち合わせ中にそれぞれ別のアイディアが出てきて、反映されていたりされていなかったりするから
②同じ内容でも、会社によって書式がバラバラで、どれが同じ項目かわかりづらいから
解決法はひとつしかありません。
やりたい項目すべてを完全に決めて、可能性のあるすべての会社に再見積もりをお願いしましょう。
完全に、とは言いましたが、
リフォーム会社の負担にならないレベルの内容であれば、
着工後にちょっとした変更(タオル掛けを違うものに変えたい、とか)があったりすること自体は問題ないと思います。
とにかく、見積もりをお願いする段階での仮完全版で構わないので、
比較のため、全ての会社に同じ内容でお願いすることが大事です。
リフォーム内容によってまちまちかと思いますが、
参考までに、検討する項目をまとめてみました。
<壁紙系>
・どの部屋のどの壁紙を張り替えるのか
・壁紙のグレードは?
・巾木は何を使う?
・キッチンのリフォーム箇所は?
・どのメーカーのどの商品を使う?
<風呂、洗面系>
・風呂、洗面のリフォーム箇所は?
・どのメーカーのどの商品を使う?
<電気系>
・照明は交換する? 増やす?
・ライティングレールやダウンライトの数は?
・スイッチは交換する?
・コンセントを増設したり、移動したりする?
・インターホンを交換する?
<ガス系>
・ガス給湯器は交換する?
・どの給湯器&リモコンにする?
<間取り変更系>
・間取りの変更箇所はあるか?
<造作家具>
・何をどんな材質で作ってもらうのか?
<外構>
・エクステリアのリフォーム箇所は?
<補修系>
・塗装で直してもらう箇所はある?
・ダイノックシートを貼る部分はある?
<施主支給>
・何を施主支給するか? しないか?
<その他>

あくまで「仮完全版」。
細かい仕様まで決まらなくても、比較だけできればOKだ!
契約しよう
我々も、全く同じ内容で、気に入った2社に再見積もりをお願いしました。
そして、それぞれの見積もりを見比べ、精査して契約する会社を決定しました。
最後は信頼&フィーリング
これだけ、見積もり比較のことを書いておいてなんですが、
実は我々、一番安い会社に決めたわけではありません。
担当の方の人柄や、ニーズをどれほど理解してくださるかも、
我々にとっては重要なファクターでした。
というわけで、担当の方がとても信頼できる、細やかな仕事をしてくれた会社に決めました。
「モヤモヤと金額比較できないまま契約した」わけではなく、
「きちんと比較したうえで、信頼できる会社に決めた」ので、満足感はとても高いものでした。
ここまできてひっくり返すようですが、
最後は「あなたの納得感」が満たされそうな会社と契約するのが一番だと思います。
上記のハウツーは、単純に見積もりの「金額」を比較する方法です。
再見積もりをお願いしたり、それを精査しなくても、
「ビビッ」とくるものがあったら、契約するのも正しい選択だと思います。
実際、再見積もりをお願いしても、まだまだ予算オーバーの場合もあるかと思います。
再見積もりをお願いする前に、あきらめるOR他のものに変える項目をぜーんぶ決める。これができるに越したことはありません。
ただ、一度横並びの見積もりを複数社からもらえれば、それぞれの企業の値ごろ感がわかります。そういう意味では、契約する会社を決めてから、予算削りをするほうが楽かもしれません。

信頼できるパートナーは見つかったかな?

リフォ子先生のおかげで、頼れそうなリフォーム会社を見つけたよ!
でも、リフォームの細かい仕様がまだぜんぜん決まってないんだ……。

完全に決めよう、なんて言ったけど、それは価格の比較用。
結局、壁紙選びなんかは契約後にずれ込むパターンが多いよ。
だからサインをする前に、仕様変更をどれだけ柔軟に受け入れてくれるか、その場合価格や納期はどうなるのか、きちんと確認してね。

ぜったいに確認するよ!
契約後、急に金額が上がったら怖いワン!